男性の「求めるセックス」と女性の「して欲しいセックス」

実はセックスというと男性と女性では、まったく質の異なるものなんです。

男性にとってのセックスは睾丸から分泌されるテストステロンのはたらきによって、オーガズムでの射精へと本能的に駆り立てられるものです。男性は性欲が高まると、無意識に射精するためにオーガズムを求め、オーガズムで終わる性的緊張の開放と大きく結びついています。

ファイル 2016-04-12 19 28 46

生物学的には男性のカラダには精液を蓄える精嚢があり、精子がいっぱいになると、排出の欲望が高まる。性的興奮を通して愛液が分泌される女性とは違って男性は興奮した時点で、もう射精を求めているのです。男性はセックスにおいて空っぽになることを求めるが、女性はいっぱいに満たされることを求めていると言えます。

ですので男性はすぐに性感帯に触れられたりしたいという欲望を持つのは当然なのです。男性が興奮するのにサポートはいらないが、興奮を解き放つためにはサポートがいるのです。

セックスにおいて男性は興奮を早く終わらせたいと思うのに対して、女性は心にうずく性の欲望をより深く感じるために興奮を長く味わいたいと思うのです。

女性は体中をゆっくりと愛撫されながら敏感な部分に触れてほしいという欲望を徐々に高めていき、じっくりと愛撫されていることで愛されていることに幸せを感じる。

女性は皮を一枚一枚とめくられていくように、心の中の官能の深みが徐々に露わになることを、ときめく思いで待ち焦がれているのです。

女性の欲望の高まりを願う気持ちは、男性が欲望を満足させたいと思う気持ちと少しも変わらないほど強いのです。

ファイル 2016-04-12 19 46 33

女性の柔らかな乳房やなだらかな内股やあたたかく濡れたウァギナにふれるとき、男性の様々な感情が巡りはじめ、愛と悦びを感じ始めるのがわかります。

男性はやわらかな女性のカラダに触れることを通して、男らしい頑健さや集中力は保ったまま、自分自身の柔らかさと結びつくことが出来るのです。

男性の心の中にももともと官能性はありますが、女性のカラダに触れたり、女性のすばらしい反応を目にすることを通して、徐々に目覚めていくのです。

男性はふだん社会生活で感情と切りはなされた生活をしていればしているほど、性的な刺激と開放を強く求めます。セックスの最中に味わう心の開放の強い悦びによって、感情を取り戻し心を開くことが出来るのです。男性のセックスへの渇望感は快楽を味わうためだけのものではなく、愛を味わうためのものでもあるのです。

男性自身は気付いていないかも知れませんが、男性の抱いている性への飽くなき憧れは、実は人間性の回復を求める魂の叫びなのです。理性の世界の荒涼とした風景が女性の持っている感情豊かで美しく色鮮やかな甘く香る大地と一体になりたがっているのです。

女性を愛撫し女性から愛撫されたいという男性の欲求が満足させられるとき、人生・人間の機微を感じる能力は無意識のうちに強まり、感じることへの感性が目覚めるともの凄いエネルギーがほとばしり、ふたたび喜びや愛情・平和の感情を味わうことが出来るのです。


PAGE TOP
ツールバーへスキップ